little-league-2319692_1920


投手が体の力を最大限に使うためのトレーニングを解説します
お父さんのための野球教室の桜井です。


先日このようなご質問をいただきました。


Q:小学生が投球動作を覚えるための練習法は?


はじめまして。高学年の監督9ヶ月の甲子園と申します。桜井さんにどうやって質問をすればいいかわからなかったので、コメント欄から質問させて頂きます。


実は昨日、うちのエース(5年生)が「離断性骨軟骨炎」いわゆる野球肘のごくごく初期、全治1〜2ヶ月と診断されました。ピッチング練習は中止。


(何故か普通のキャッチボールはOKです…)このエースの何よりもの弱点は腰を使えない「上体投げ」にあります。


この「固定投げ」練習もその弱点を補うのにピッタリと思うのですが、監督である私としては、いくら医者からOKが出ているとはいえ、完治するまで投げる事は一切中止にした方がよいのでは、と思っています。


そこで質問ですが実際に球を投げないで、下半身&腰の回転を体に覚えさせる練習方法などありましたらご教授願えると有難いです。


また、肘の予防に役立つトレーニングなどありましたら加えて教えて頂けると助かります。宜しくお願い致します。



A:投手が体の力を最大限に使うためのトレーニング


ボールを使わずに下半身から腰へと力を伝達させて、投球で体の力を最大限に発揮するための練習(トレーニング)方法を紹介します。


このトレーニングは肘に負担がかからないようにシャドーピッチングのように、タオルを持って取り組んでください。



1.肩幅の1.5倍ほどに足を広げて立ちます

2.軸足(右投手:右足 左投手:左足)の親指に力を入れて右膝を内側に入れる

3.自然と腰が回転するのをガマンする

4.さらに右膝を内側に絞る(まだ腰の回転をガマンする)

5.腰の回転を抑えるガマンの限界がきたら腰を回転させる


最初はここまでを繰り返します。1~5 までの動作に慣れてきたら6に進みます。



6.腰の回転に合わせて投球と同じように腕・肘を上げる
(スムーズに腕が振れる感覚が出る)



これを繰返し行うことで、下半身からの力の伝達がわかります。


そして無理に腕に力を入れなくても、しっかりと体の開きを我慢すればするほど腕が早く振れる事を覚えます。


また腹筋と背筋の力で我慢しなければならないので、その大切さも理解できるようになります。


そうなれば、腹筋・背筋を強化していってください。


この練習中は自分では「回転を抑えるのがもう限界!」と感じてしまって、腰の回転が早くなることもあります。


サポートする人が、「まだまだ回転をガマンして!」という声を掛けてあげてください。


効率的に体の力を引き出すことができれば、体の力がなくても体の力が強い人より球速を出すことができるんです。