overcoming-1697546_1920


新年明けましておめでとうございます。

「一年の計は元旦にあり」という言葉がありますが、私も毎年その一年の目標
やテーマを設定し、それを達成するために計画をたてることにしています。
野球でいうと現在は冬のトレーニング時期ということもあり、ランニングや筋力トレーニングといったところを重点にした練習をされていることだと思います。



私自身この冬のトレーニングというのがものすごく嫌いでした。走ることが嫌で、小学校・中学校・高校・大学・そして社会人とそれぞれのチームでビリに近い足の遅さ。


特にこの時期は走り出すとのどが直ぐに痛くなり、肺は苦しい。足も手も動かないし、早くこのトレーニング期間が終わらないかと思いながら練習していました。


とは言うものの、1月・2月・3月のトレーニングというのは今年一年を過ごすうえで非常に重要になってきます。


というのも、これは私の考えですが、トレーニングの結果筋力がついたということも大事なことではありますが、それ以上にやり遂げたという充実感や自身といった精神的な部分がそれ以降のプレーに与える影響が大きいからです。


ですからまず今年の目標の設定を行い、それを達成させるための計画をたてて、この冬のトレーニングを充実したものにしていただきたいと考えています。


目標をたてて計画を作っていくうえでのポイントを書かせていただきます。



まず一番大きな目標を設定する


例えば、「今年はホームランを打つ」、「フォアボールを1試合1つまでにする」、「レギュラーになる」、「エースになる」など皆さんが一番やり遂げたいことです。


ここに時期を入れるとより具体的な目標設定になり、自分自身のモチベーションを高めることができると思います。


※全国大会に出場するなどのチーム目標はもちろんありますが、それを達成す るために自分のチーム内での役割を考えながら、個人の目標設定


設定した目標を達成するための課題を抽出する


ピックアップするためには、何が足りなかったか、もっと伸ばしたいところはどこかという観点で昨年の自分自身を客観的に分析してみましょう。


例えば、スイングが鈍いと考えるなら「スイングを速くする」、フォームがバラバラでコントロールがつかないと考えるなら「フォームを安定させる」、守備が悪いからレギュラーをとれないなら「ゴロを確実にさばく」などをピックアップしてみます。


そしてピックアップした課題は一つではないと思います。「スイングを早くする」、「ボールを見極める」、「タイミングをとる」など幾つかの課題が出た場合は、優先順位をつけてみて下さい。


優先順位をつける意味は、私自身の経験ですが、一つずつ課題をクリアしていくことが非常に精神的・技術的にも有効であり効率が上がるからです。


日が経つにつれてあれもこれもやらないといけないといった気持の焦りが出てきてしまいます。


そうすると、この後にでてきますが設定したメニューを消化するだけの練習になってしまいがちです。


ですから、まず一つの課題のクリアに絞って取り組み、課題を一つずつクリアしていくことで、気持の充実や自信を持つことができますし、他の課題へも自然と良い影響が出てきます。



課題をクリアするための日々のメニューを作成


このメニューについては、非常に多くのご質問をいただくところであり、皆様の関心のあるところであるかと思います。


メニューの内容については、個々によって異なるためメール等を通してご紹介させていただくことにしておりますが、大切なことはこのメニューが目標になってはいけないということです。


度々色々なところで書かせていただいておりますが、メニューをただ単にこなすだけでは、絶対に上達はしません。


メニューを通して、自分の力の限界を押し上げていく、拡げていくという意識をもった練習を行うことが大切です。


例えば、自分は50mを7秒1で走れる力があり、50mダッシュ×10本というメニューを設定していたとします。


そして7秒5で50m×10本をこなすことはそれ程難しいことではないでしょう。


しかし、7秒5で50m×10本のメニューをこなしたところで、野球の上達や充実感があるかといえば答えはNoです。


こなす練習ではなく、いかにしてこの10本の練習の質を高めていくかということが大切で、その1本1本に自分の持てる力を出し切り、持てる力の枠を拡げて行くことが本当に重要です。


その日は1本目で力を出し切り7秒0で走り、2本目は走れなくても構わないと思います。


次の日は2本目もそしてその次の日は3本目も7秒0を出すというようなチャレンジを選手のみなさんはしていっていただきたいと思います。


それが課題を早くクリアしていく近道であり、心技体を充実させる方法であると私は考えております。


選手やこどもたちは肌で感じていることは間違いありません。


しかし、2本目に走れなくなったら監督やコーチからの印象が悪くなってしまったり、評価が低くなったらいけないという思いから、練習をただ単にこなしてしまってしまう練習をしてしまいます。


いわゆる練習のための練習という環境は今も尚少なくありません。


選手や子どもたちが結果を出すために、目の前の1本に全ての力を出し切れる環境や雰囲気を指導者の方々に作っていっていただき、選手やこども達の目標の達成をサポートしてあげていただきたいと切に願います。