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メール強化期間として、このブログからも募集をしたくさんのメールをいただき、ありがとうございました。

期間中にいただいたメールの中から、”突然コントロールが悪くなった”という小学校6年生の息子さんを持つお父さんからのご質問と回答を共有させていただきます。
【Aさんからのご質問】

(A)と申します。

小学校6年の左ピッチャーですが、11月頃から突然コントロールが悪くなりました。

高低のブレは少ないのですが、右バッターのアウトコースがシュート気味ではずれる、または、シュートせず明らかに外にはずれる。

インコースは引っかかり気味でデットボール。その上、終盤には高低もブレ、ワンバウンドが出ることもあります(高めに外れることはありません)。

以前よりステップ巾が狭くなり、リリースポイントも低くなった気がいたします。最後の最後で本人もチームも悩んでいます。

もともと、コントロール重視タイプではなく、三振を多く取るピッチャーです。

相手チームもまず待って待って攻めてくる状況ながら、以前は7回平均で四球1,2個、死球1個程度とコントロールもまずまずでした。

11月以降は、四死球が10個程度と散々です。三振は相変わらず10個程度は取ります。本人は、肘肩等まったく違和感なしのようです。

チェックポイント等、教えていただきたくお願い致します。


【桜井の回答】

Aさん

メールありがとうございます。「お父さんのための野球教室」の桜井です。

メールを拝見する限りでは、簡単に言うと「投げたい方向に投げる力が向いていない」という状況ですね。

なぜ投げたい方向に投げる力が向かないのかというと、腕で投げたい方向にボールをコントロールし過ぎることにあります。

腕でボールをコントロールしようとすると、インコースとアウトコースはボールを離すポイントが異なります

投げる動作をゆっくりと行い、確認をして頂くと理解しやすいと思います。

左投手が右打者のアウトコースに投げる場合や右投手が右打者のインコースに投げる場合、腕でコントロールしようと意識してゆっくりと投げる動作を行ってみてください。

すると、上半身はどのような動きになるでしょうか?

(左投げで右打者アウトコースに投げようとすると)右上半身は右側へ開いていってしまいますね。

腕を上半身よりも先に前へ出そうとしてしまうため、腕が前に出ることによって上半身が開いてしまう。開かざるを得ない状態です。

右側へ開くということは、その方向へ投げる力の向きが向いているということになりますが、投げたい方向とは反対方向です。

つまり、腕でボールをコントロールしようとすればするほど、体と腕の開きが大きくなるため、指先からボールに力が伝わる力が弱く、力が伝わる位置もボールの内側方向にかかり、スピードがないシュートボールとなってしまいます。

左投手が右打者のインコース、右投手が右打者のアウトコースに投げる際も腕でコントロールしようとする意識が強い場合もこれと近いことがおこります。

その場合は投げる方向へ力は向いているものの、やはり腕が先に前に出ようとするため、体が開き、ボールが体から遠くなってしまいます。

それを抑えるためにボールを手首でボールを投げる方向へ向ける対応をとるため、「ボールをひっかけた」ような形になります。

これを抑えるためには、腕でボールをコントロールするのではなく、体全体で投げる方向を決めてあげること。

そしてきちんとDVDなどでも解説している通り、下半身から上半身、そして腕という動作の順序を守ることです。

体全体でボールを投げるということをもう少し詳しく解説しますと、真中、インコース、アウトコース全てを同じフォームで投げることを目指します。

そのためには腕ではなく、左投手なら右半身(右ひざから右肩)、右投手なら左半身(左ひざから左肩)をボールの投げる方向へ力を誘導することです。

これは少し意識するだけでOKです。

アウトコースに投げたい時は、その方向へ(左投手の場合)右半身を少し向けてあげます。(私の感覚で言うと、左投手の場合は右半身で左半身を投げたい方向へ少し引っ張って上げる感覚です)

真っすぐなら、そのまま真っすぐの方向です。

小さな角度も距離が離れていけばいくほど、その到達地点は大きく違いますね。この小さな角度を(左投手の場合)右半身で、(右投手の場合)左半身でつけてあげることで、コースの投げ分けが、同じフォームでできてきます

さらに投げる順序は腕が先に前にくることによって、上半身が必要以上に開いてしまうので、上半身を捻って腕を振るという順序を守ることによって、体の開きがなくなり、思い通りに腕が振れるので、ボールに対して正しい位置に強い力を伝えることができます。

この二つのポイントでピッチングを見直してみて下さい。



【Aさんからのお返事】

桜井様

ご丁寧でかつ早いご返答をいただき、ありがとうございました。

ご指導いただいたポイントを考えながらDVDを見返し、イメージを焼付けて、投げさせてみます。

「腕でボールをコントロールしようとすると、・・・」

本人も私もわかり易く、本人にいたっては、もう大丈夫と自信を持ったようです。

秋になり試合数も増え、打ってこない相手チームの作戦にうんざりで、4番以外は、セーブして投げ出してからおかしくなりました。

いろいろな意味で反省いたしました。

残り試合が、楽しみになりました。

本当に、ありがとうございました。



【桜井後記】
私自身もAさんの息子さんと同じ問題に悩みました。もし同じように悩んでおられる方がおられたら一度トライしてみて下さい。


12月21日をもちまして、一旦募集を締め切らせていただきます。また通常のサポートメールは引き続き行っておりますので、その内容はこのブログでも共有させていただきたいと思っています。

※現在メールの送受信ができなくなっており、まだ一部回答を送れていない方がいます。大変ご迷惑をお掛けしており申しわけありません。復旧次第、回答を致しますので今しばらくお待ちください。