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右打ちから左打ちに変えてみようかと…
先日このようなご質問をいただきました。

Q:利き目が左なので左打ちに転向すべきか?


桜井様

こんにちは。いつもメルマガ楽しみにしています。


私の息子は小学5年生です。 右投げ右打ちで、野球を始めて2年になります。


最近気がついたのですが、息子の利き目は左です。 良く練習するわりにはバッティングの成績が一向によくなりません。


ある本で読んだのですが、利き目が左の右打者は、 内角に死角ができて打てない、左打ちに変えたほうが良いというようなことが書いてありました。


どうせ右打ちでもたいした成績ではないので、思い切って左打ちに変えて見ようかと息子と相談しています。


桜井さんの見解をお聞かせください。



A:左打ち・右打ちのどちらも両目で球を見る


メールありがとうございます。お父さんのための野球教室の桜井です。



私が利き目の存在を知ったのは大学3回生の頃で、その時には打者として試合に出ることはありませんでした。



一般的には、利き目が左だと右打者として有利、利き目が右だと左打者のほうが有利と言われていますが、中日の落合監督は「両目でボールを見ることが大切」だと言います。


この考え方は私も賛成です。


肩に力が入ると首が曲がりにくくなり、ボールが来る方向に対して顔が正対しなくなります。


すると、肩が視界をさえぎるような状態になってしまいインコースが打ちにくくなってしまいます。


こういった状態が原因で、ボールを捉えにくい(見えにくく)している可能性もあります。


投手の立場から見ても、肩に力が入っている打者に対してインコースはとても攻めやすいです。


「肩の力を抜け」と言うのは簡単ですが、力が入ってしまうのはある程度は仕方がないですし、小学生の時期では意識して力を抜くのは難しいことです。


ですので、力が入ったとしても肩が視界を邪魔せず、首が自由に動く構え方を作ってあげることが、まずやるべきことなのだと私は考えます。



両目でボールを見ているかチェックする


一度、構えた形からスイングするまでを正面から見てあげて下さい。


その時に背番号(背中)が見えると、左肩が内側に入っているということになります。


つまり肩に力が入っている可能性があります。



両目で見るフォームに修正する


正面から見て、構えからスイングまで背中が見えないように意識してバットを振ってみて下さい。


すると、力を入れようと意識をしても肩に力が入り難く、首が正面を向きやすくなり、視界が広くなるはずです。



一度試してみて下さい。



左打ちに転向することへの考え方


私自身は左打ちにトライすることは、選手の可能性を見出す観点からも、大いに結構だと考えています。


ただし、先ほどの修正方法のように、少しの工夫で良くなることもあります。


まだ小学生の時期は選択肢を狭めず、右打ちの精度を高めたり、左打も試してみたり、いろんなことを試しながら、可能性を広げていただきたいと思います。