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緊張しない方法と野球に対するモチベーションの維持について…
【ご質問メール】



桜井さん、初めてお便りします。メールを拝見させてもらい、たいへん参考になっています。



ところで、うちの息子ですが、小学1年生から野球を始めて6年生になります。ここ最近の試合では、外野手で4番を任されています。



でも、整列したときは一番最後に並んだりベンチにいる時も落ち着きがありません。他の動きにしても、オドオドした様子がよく見られます。




少し心が弱いのかな?と思いますが、何かメンタル面で強くする方法があればご教授お願いします。




又、野球がすきだという、モチベーションを維持していく為には、どのようにしていけばよろしいか、併せてお願いします。





【桜井回答メール】


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メールありがとうございます。お父さんのための野球教室の桜井です。



4番は打者にとってあこがれの打順、それを任されるということは本当に素晴らしことですし、チームの顔となるわけですから試合にのぞむときの気持ちもこれまでとは違うはずです。



チームを引っ張っていくという気持ちも出てきますし、僕がやらなければという責任感も芽生えてきます。



4番を打つということは単によく打つバッターというだけではなく、これから上達していくために必要な考え方も育ててくれるものとなるはずです。



そういう意味で息子さんは何にも勝るメンタルトレーニングをもうすでに行っていることになります。



もちろん緊張は誰でもします。試合に集中しているからこそ、真面目に向き合っているからこそ緊張をします。



ですから息子さんはきちんと野球に向き合っているなと頂いたメールを拝見して感じました。




■演じてみる

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緊張とうまく付き合っていく方法ですが、まずは緊張しない自分を演じるということがまずは第1ステップです。



緊張しない自分を演じることで、自分がいつどのような気持ちになってどんな行動をとっているかということを客観的に理解できるようになります。



緊張しない自分を演じるためにお手本になる選手をみつけると良いです。プロ野球選手でも身近にいる先輩やチームメイトでもよいです。



かっこいいなと思う選手や堂々としているなと思う選手をみつけて、その選手を観察しそのままその選手を演じればいいんです。



それを続けていくと自然に演技が自分のものになり、また内面的にも自己分析できる力も身につき緊張とうまく付き合う自分だけの方法をみつけることができます。



一度憧れの選手になりきって、思い切り演じてみてください。



■心を動かす声のかけ方を

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次に、野球に対するモチベーションについてです。



これは小さな成功体験とそこに至るプロセスを含めた積み重ねだと私は考えています。小さな成功体験というのは褒めてもらうことです。



褒める=おだてることではありません。子どもたちは私たちが思っている以上に敏感です。



おだてられても子どもたちの心は動きません。



きちんとがんばったこと、できたことを評価をしてあげることが大切です。そしてそこに至るまでのプロセスごと評価をしてあげることが子どもたちにとっての小さな成功体験だと考えています。



例えばキャッチボール。



今日はあまりコントロールが良くなかったら「きちんとコントロールが良くなかったね」と評価してあげます。



そして、決して「もっと練習をしろ」と言うのではなく、「来週キャッチボールするときには今日よりコントロールが良くなっているかな?」と声をかけてあげてください。



次の週、コントロールがよくなっていれば「コントロールが良くなったね。どうして良くなったのかな?」と聞いてみる。



壁当をしたとか毎日コントロールよく投げるための投げ方を考えたなど答えが出てくれば、その頑張りごと褒めてあげてください。



これがプロセスを含めた小さな成功体験です。


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また子どものプレーを見ているともっと頑張って欲しいなと思うところもあるはずです。そんな時も、「ここがダメだ」と言うのではなく、



「お前はバッティングが良いから走塁も良くなれば完璧なんだけどな、でもそんな完璧な選手だとお父さん教えることなくなるな」



という具合にコミュニケーションをとってあげてください。



そうすることで、自分の弱点をレベルアップさせてやろうという気持ちが芽生え野球に対するモチベーションはより高まるはずです。



もちろんホームランを打った、三振をとった、試合で大活躍したという大きな成功体験が永遠に続けばそれに越したことはありません。



ただそんな大きな成功ばかりだと逆に野球というスポーツに飽きてしまうかもしれませんね・・・



それよりももっとプロセスを含めた小さな成功体験を何度も何度も積み重ねていくことが、野球に対するモチベーションを高めてくれるものと私は考えています。