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気持ちを強く持ってプレーするには…
先週、小学生のお子さんがいる知り合いのお母さんからこんなメールをいただきました。



詳しい状況を聞いてみると、近頃息子さんが萎縮(いしゅく)してエラーや送球ミスを連発。



またそれが恐怖となって同じミスを繰り返すという悪循環となっているのだそうです。



監督は大学生の方がされていて、お母さんの見立てでは高校野球の厳しさの部分をそのまま小学生の指導に取り入れているとのこと。



そんなチームの雰囲気のなか、とにかく叱られないようにびくびくしているお子さんを見てお母さんは少しへこんでいるそうです。



【桜井の回答】


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小学生の時期に強い気持ちを持つのに有効なのは、誰かを演じること(真似ること)ポイントだよ。好きなプロ野球選手でもいいし、近くの上手な先輩でもいい。



他の選手を演じようとすると、こんな時あの選手だったらどうするだろうとか考えるようになる。



そうすると緊張や萎縮の原因となることに意識がいかなくなり前向きで楽しい気持ちになってプレーできる
と思うよ。



誰しも気持ちは弱いけど、そうやって意識の仕方を変えてあげると大きくちがうよ。明日、朝出る前に誰を演じるか、今日は1日「イチローでいく?」という感じで声をかけてあげてみてね。



【お母さんからのメール】


アドバイスありがとう!とても参考になったよ。



失敗を恐れるばかり、どんどん萎縮したプレーが増えてきた次男坊(6年)早速明日から、桜井くんの明るいイメトレを取り入れさせてもらうね。どんな感じになるか楽しみ!?にしていてね。



(次の日)結果は負けてしまいました。



でも、桜井くんに教えてもらった話を次男坊にしてみたのね。帰ってきて、誰をイメージしたの?と聞いたら坂本選手(巨人)だよ!って。



いつもは萎縮して、エラーや送球ミスの連発そして恐怖の悪循環…だけど今日は、途中からショートに入り、いつもより落ち着いてプレーしていました



久しぶりに厳しいコーチにも誉められたみたい。やっぱり、楽しいとか嬉しいって気持ちを持つプレーっていいね!ほんと、桜井くんありがとう。



【桜井後記】

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結果は残念でしたが「よし、またがんばろう」という気持ちで次につながる一日になったと思います。またお母さんも少し前向きになってくれたみたいでよかったです。



気持ちをコントロールするということは私たち大人にとってもむずかしいことです。まして小学生の子どもともなると、指導者を含め周りの大人がサポートしてあげなくてはいけません。



怒声や態度で子どもたちを萎縮させるようなことは決してあってはいけません。萎縮させることは最終的にノープレーノーエラーの無気力な子どもにしてしまいます



エラーをした子どもに対してみんなの前で怒鳴るのではなく「エラーしたことをどう思う?」と語りかけてあげてください。



「悔しい」と返事があれば、「じゃあ今日エラーしたのと同じ打球を練習しよう」とノックをしてあげてください。そしてうまく捕れれば「次はもう大丈夫だね」と褒めてあげてください。



そして思い切りプレーをさせてあげて持てる力を最大限に出し切るなかで、エラーやミスをどんどんさせてあげてほしいと思います。



エラーは上達のためにこれから取り組まなくてはいけないことが一目でわかる宝の地図なのですから。