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冬場のトレーニングのやる気をアップさせる方法ご紹介します。
DVD購入者の方からこのような質問をいただきました。

【質問】

早速ですが、息子に個人でやる
冬場のトレーニング方法、筋トレ、それを継続させる為

どうすればいいか
アドバイス戴けますでしょうか?


実は、 チームが市野球連盟に未加入を利用に
冬季講習(卒団した6年生対象で12 月〜3月迄・週3日)
参加を理事長に拒否されています。


息子は4年5年時未加入でも
参加させてもらって今年もそのつもりでした。


受講出来なければ
この冬きっと差がつくだろうなと思い、
なんとかしないとまずいと思っています。


よろしくお願 いします。



【回答】

今年、一部の地域の方々を対象に
お父さんのための野球教室でも野球教室を開催しました。


その中で気付いたことは、

どうなりたい、

どうしたい、

どこを見て欲しい


という目的をはっきりさせてきている選手は
短時間であっても上達が早いです。



そういう選手は普段から自分を客観的に分析し
問題を導き出すことができている選手です。



冬季講習については残念ですが、
逆に他と差をつけるための絶好の機会ととらえ、

ただ講習に参加している選手よりも
充実したオフシーズンを過ごしていきましょう。



オフシーズンの取り組みで一番重要なことは、
ひとつの取り組みをやり抜くことです。


あれもこれもやりたくなるのがオフシーズンですが終わってみれば
何一つ出来なかったということがとても多いです。


その結果、最も影響を受けるのがメンタルです。


中途半端な取り組みで自信が持てずに
不安なままシーズン開始を迎えてしまいます。


そのひとつの取り組みを軸にして
他の練習を行っていくトレーニング計画をたててみてください。


何をどのように取り組めばよいかは

“1年間をふり返ること”と
“来年はどうなりたいか”の
2点から決めていきます。


例えば今年は完投できた試合が少なかったので
来年は完投できる投手になると決めます。


次に“完投できなかった”
ということを分析していきます。


完投できなかった試合のスコアブックや
記憶をたどり完投出来なかった試合の傾向を分析します。



どのようなときに完投ができなかったのか、
逆にどのようなときに完投できたのかという観点で
1年間の結果を分析します。


完投できなかったときの(逆に完投できたときの)
球数・フォアボール数・被安打・前回登板との日程・変化球と
ストレートの比率・先頭打者の被出塁率など。



例えば完投できなかったときには
「先頭打者フォアボールが多い」という分析を導き出したら

さらに、初球の入り方は
ストライクが多いかボールが多いか、

またそれは上位打者なのか
下位打者なのかというところまで分析を深めてみます。



そこまで分析すると

「下位の先頭打者に初球がボールになった場合、
フォアボールとなりそれがきっかけで交代が多い」

というように問題点が具体的になってきます。


ここまでは問題点を明らかにするための作業です。


次は問題点の原因を探ります。



問題 

下位の先頭打者の初球がボールになる

→腕がふれなかった(なぜ?)

→ストライクを取ろうとした(なぜ?)

→打たせて取ろうとした(なぜ?)

→球数を少なくしたかった(なぜ?)

→筋力(体力)がなかった(原因)



というように原因を“なぜ”という問いを
繰り返していき原因を導き出します。

今回は“筋力や体力がなかった”という
原因を導き出しました。


すると課題は“9回を投げ切るための
筋力と体力の強化”ということになります。


次は具体的な取り組みです。


課題がはっきりしておけば
取り組みを決めやすくなります。


例えば1イニング15球の9回で135球とします。


1球投げる のに3秒。


キャッチャーからボールが戻ってくるまでに
4秒の 計7秒が平均でかかる時間です。



実戦に近いトレーニングをするために、
3秒ダッシュの4秒ジョギング×15回で
1イニング分の体力。


5分休んで2イニング目。


というようにこれを9回繰り返します。


このようにきちんと1年間を分析することで
オフシーズンにやるべきことが明らかになってきますし
練習も具体的で納得したものになってきます。





□オフシーズンにおすすめのトレーニング


「太極拳トレーニング」というのがあります。


太極拳といえば緩やかで流れるように
ゆったりとした動きが印象的ですね。


そのゆっくりとした動きで
ピッチングやスイングを行います。


トレーニングはいたって簡単です。


ゆっくりとした動きでシャドーピッチングや
バットスイングを行うだけです。


目標は1分間を目標に
1投球・1スイングを行います。


最初は30秒から始めてみてください。



このトレーニングの目的は
バランスをとるための筋力をつくることです。



よくピッチングやバッティングでは
バランスが大切といわれますが、

普段のピッチング練習やバッティング練習では
バランスを集中的にきたえることはむずかしいです。


ヒトの筋肉は大きくは速筋線維と
遅筋線維という2つに分類することができます。


速筋線維は速くて大きい力を出すときに使う筋で
遅筋線維は姿勢を支えるときに使う筋です。


バランスを良くするためには
遅筋線維を鍛えることが大切です。


遅筋線維はゆっくりとした
動きのときによくたらきます。


それを利用したトレーニングです。


通常遅筋線維は無意識で動きます。


それを意識して使ってあげることにより
体のバランスがよくなりピッチングフォームや
バッティングフォームが安定してきます。



ゴルフの宮里藍選手らもスイングを
1分間かけて行う練習を取り入れており、


この冬おすすめのトレーニングです。


最後までお読みいただきありがとうございました。


お父さんのための野球教室 桜井一