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お父さんのための野球教室の桜井です。

工藤公康さんの著書を拝見しました。

著書『野球のプレーに「偶然」はない』の中で、工藤さんは『野球に「流れ」など、そもそも存在しない』といいます。

流れをよむと大事なものが見えなくなる


攻撃の作戦が成功したり、守備でテンポよくアウトを重ねているときに「良い流れ」と言い、逆の場合に「悪い流れ」と表現しますよね?

「何か見えない力によって試合やプレーが支配されている!」というような感じでしょうか。

でも「作戦が成功する・しない」、「アウトを取る・取れない」という事実には、きちんと原因があって、それを分析せずに「流れ」で片づけてしまうと、大事なものが見えなくなると工藤さんは指摘されています。

たしかに、「お前達の声が小さいから流れが悪いんだ!」という的外れな指導者もいますよね。


あえてKYになる


工藤さんは、流れがあるとすれば「心理面の変化」だと言います。

チャンスを逃した後に「しっかり投げなければ」と考える投手。そして「この回は大事だぞ」という周囲からの声。

それによって、今までと違う気持ちになってプレーに影響する場合があると指摘されています。

安定したプレーをするためには、心理面が影響します。

「流れ」という自らつくり出した実体のないものに目を向けることで、気持ちの揺れが生じることも少なくありません。

だからあえて「流れなんてよむ必要はない、KYでいいんじゃないかな」と思います。

大切なことは、今起きていることをきちんと観察するということ。

そして、何が良くて・何が悪くて、今の状況になっているのかを分析すること。

さらに、これから何が必要なのかを考えること。

これが試合の中で必要なことだと改めて感じました。


野球のプレーに「偶然」はない


工藤公康さんの著書『野球のプレーに「偶然」はない』の一部を紹介すると…

  • 「緩急のつけ方」などのプロの投手の技術解説

  • 「配球の考え方」など捕手をはじめポジション別に重要なプレー解説

  • 「3割打てるバッターと打てないバッターの違い」などの打者の解説

  • 「投手交代のタイミング」などの監督・指導者の解説


「野球観戦を楽しむ」という視点で書かれた本ですが指導書として、とても有益な情報が満載です。