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お父さんのための野球教室の桜井です。

先日このようなご質問をいただきました。


Q:シュート回転を修正する方法を教えてください


いつもDVDを見させていただいています。

そこで質問なのですが、息子小学校6年生なのですが、今は投手をやらさせていただいています。

DVDのおかげでフォームもきれいになり球速も早くなりなかなかの投手になりました。

ですが、ここにきてシュート回転、もしくはシュートになってしまうボールが多くなりました。

何とか修正をしたいのですが、どのように練習を行ったら修正できるでしょうか?又コツ等を教えていただけたらと思います。

よろしくお願いします。息子は右投げで、身長は155cmの体重は44キロです。


A:ぶれない体の軸をつくることが重要です


シュートになる原因はいくつかありますが、まず大切なことはぶれない体の軸を作ることです。

シュート回転をする投手の多くは体(上半身)が開きます。

体が開く状態は、グラブ側の肩が外側に向かった力が掛かっている状態です。

グラブ側の肩に外側へ向かう力がはたらいて体が開いていくと、テイクバックしている利き腕は前に引っ張られた状態になります。

利き腕が引っ張られるタイミングが早い場合、利き腕がトップまで上がり切らずに、低い位置から腕を振ることになります。いわゆる腕(肘)が下がっている状態です。

腕(肘)が下がった状態で投げると、指先の力をボールの中心に対して真っすぐに与えるのがむずかしくて、ボールの内側や外側から力を与える状態になりやすいです。

内側に力がかかったときはシュート回転をして、強引に手首で引っ掛けると外側に力がかかり、カーブ回転のボールになりやすいです。


シュート回転する原因は体の軸の傾き


軸


体の開きの原因は写真のように体の中心にある軸が外側に傾いているためです。

本来であれば、頭から真下の体の中心の軸が垂直に近い形になって、軸を中心にして体を捻ることで上半身がブレずに体の開きを抑えることができます。

ですが、この軸が傾くことによってグラブ側の肩から外側に力が掛かりやすくなってしまいます。

よく「体を開くな」と指導しますが、グラブ側の肩を開かないように意識すると、とても窮屈に感じてしまって、今度は体を捻ることができなくなって勢いのないボールになります。

ですから、大切なことは「体を開かないこと」ではなく、体の中心の軸を垂直に近づけるということなんです。


シュート回転を修正するための体の軸をつくる動作


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その感覚を体で覚え、投球時に真っすぐの軸を意識していきましょう。

真っすぐの軸を体感するための体操を写真で添付しました。

写真手前が投げる方向です。

  1. 投球と同様に体を横に向けて、グラブ側の手を真っすぐ前に出す


  2. グラブ側の手の位置を保持し、投球と同じようにボールを持つ手を上げる


  3. グラブ側の手の位置を保持し、ボールを持つ手をグラブ側の手の甲に当てる


ポイントはグラブ側の手の位置を動かさないということ。そのためには、踏み出す足に体重を乗せなければ、ボールを持つ手が届きませんね。

この動作では、頭からお腹の中心にかけて力が自然に入りますが、これが体の軸です。



まとめ


投球におけるシュート回転の原因と修正方法を解説しました。

シュート回転を修正するための体の軸を作る動作で、真っすぐな体の軸の感覚を覚えることで、体の開きを抑えることができます。

体の開きを抑えたら、上半身と腕の関係は近くなるので、腕が上がりやすくなってきます。するとボールの中心に対して力を与えられるのでシュート回転が修正されてきます。

投球練習前などに体の軸を作る体操をしてピッチングしてください。