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photo by DSC06122 | SONY DSC | shiori.k | Flickr


お父さんのための野球教室の桜井です。

ソフトバンク松坂投手、オープン戦2度目の登板でしたが、前回の登板から調整はうまくいかなかったようです。松阪投手の投球フォームから投手の肘が上がらない原因を解説します。


変わったのは、軸足への体重のかかり方


現在の松坂投手のフォームは、足をあげてから踏み出しを始めるまでの時間が短いです。それはデビュー当時から今でもそれほど変化はありません。

デビュー当時から2009年WBC頃までは、軸足に力をためながら踏み出すことができていたのに対し、先日のオープン戦では、軸足に全体重が乗らないまま着地を終えています。

松坂投手の感覚は「左半身が自分が思っている以上に前に進んでしまう」といったところでしょうか。

軸足に体重が乗る前にホームベース方向へ体が早く前に進んでしまうと、体重移動ができないので、右腕を上げる時間が無くなってしまいます。

でも腕を上げないといけないので、強引に体を開いて腕を引き上げているという状態です。


軸足に体重を乗せてから踏み出す


松坂投手が陥っているように、体が開いて上半身に力が入って、体を開いて投げてしまう投手は、状態になっている投手も多いと思います。

そんなときは、足を上げたときに軸足の股関節に体重を乗せきってから踏み出すというアプローチを試してください。

軸足に体重を乗せてから投げることで体重が前がかりにならないので、踏み出した後に体重移動がしやすくなります。

体重移動ができると、体重移動をしている時間で腕をトップの位置まで上げることができるので、強引な体の開きも抑えることができます。


股関節周辺のトレーニングも重要


体重移動は、踏み出した勢いがある中で、踏み出した足の膝(ひざ)が外側に割れないように、全ての体重を軸足から踏み出す足へ移動させなくてはいけません。

体重移動をしっかりと行うためには、股関節周辺のトレーニングも重要です。


股関節を含めて体重移動をするための下半身強化には、ランジ系の中でも特にサイドランジのトレーニングが有効です。

またストレッチも合わせて行って筋力と柔軟性を高めることが大切です。


まとめ


松坂投手の場合は、入団当時よりも体が大きくなっています。

その変化に対して投球動作の修正も必要ですが、これまでに染み付いた体の動かし方や感覚を変える必要がありますが、とても勇気が要ることです。

一度覚えた体の動かし方を変えるのはプロ野球選手でも難しいことです。小学生のうちに正しい動作をしっかりと覚えるようにしてください。